波止場の唄

 

~波止場の唄~

 

太陽が顔を出す頃

釣竿かついで波止場へと

眠気眼こすりながら

心弾ませながら

あっちゅう間の夏休み

大好きだったバイトの兄ちゃんとも

お別れただ寂しくて

台風が来りゃいいのになんて

 

はじまりとさよならの場所

寄せては返す波よ暦よ

行ってきなさいお帰りなさい

船の梯子が今を繋げば

波止場の唄が響く

 

思い出すあの日のこと

桜も微笑む春の日差し

寂しさと期待を胸にふるさとに別れを告げた

離れてゆく対岸線こみ上げる涙思い出

のびては泣く紙テープに

いつまでも切れてくれるなと願った

 

今も昔も繰り返される

父よ母よ友よ故郷よ

僕はいますその海のむこう

瞳を閉じて耳を澄ませば

波止場の唄が響く

 

 

式根島出身の歌い手「夏一」